越谷市で上腕骨外側上顆炎(テニス肘)にお悩みの方へ

上腕骨外側上顆炎とは

上腕骨外側上顆炎は、肘の外側に痛みを生じる疾患で、一般的に「テニス肘」と呼ばれています。テニスをしていない方にも多くみられ、40〜60代の方に好発します。

手首を反らす筋肉(短橈側手根伸筋など)が繰り返し使われることで、肘の外側に付着する部分に炎症や微細損傷が起こります。パソコン作業、家事、工具の使用、重い物を持つ動作などがきっかけになることもあります。

このような症状はありませんか?

・肘の外側を押すと痛い
・ペットボトルのふたを開けると痛い
・タオルを絞ると痛い
・フライパンを持ち上げると痛む
・物をつかむと肘の外側がズキッとする

これらは上腕骨外側上顆炎の代表的な症状です。

診断と治療

診察では圧痛部位の確認や、手首を反らす抵抗テストなどで診断します。必要に応じて超音波検査を行い、腱の肥厚や変性を確認します。

治療はまず保存療法が基本です。

・安静(負担の軽減)
・消炎鎮痛薬
・湿布
・エルボーバンド(サポーター)
・リハビリテーション

痛みが強い場合は、局所注射をすることもありますが、組織を弱くする反応もあるので慎重に検討します。

多くは保存治療で改善しますが、慢性化した場合は手術が選択されることもあります。

自宅でできるストレッチ

痛みが強い急性期は無理をせず、痛みが落ち着いてきたらストレッチを行います。

① 手首伸筋ストレッチ

  1. 片方の腕を前に伸ばし、肘をまっすぐにします。
  2. 手のひらを下に向けます。
  3. 反対の手で指をつかみ、手首をゆっくり下方向に曲げます。
  4. 肘の外側が伸びる感覚を保ちながら20〜30秒保持します。
  5. これを3回ほど繰り返します。

※痛みが強く出る場合は中止してください。

② 前腕のマッサージ

肘から手首にかけての筋肉を軽くさするようにほぐします。強く押しすぎないことが大切です。

放置しないことが大切です

軽い痛みだからと無理を続けると、腱の変性が進み慢性化することがあります。早期に適切な治療を行うことで回復が早まります。

越谷市で肘の痛みやテニス肘にお悩みの方はご相談ください。整形外科専門医として、症状や生活背景に応じた治療をご提案いたします。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)は自然に治りますか?

軽症であれば安静やストレッチで改善することもあります。しかし、痛みを我慢して使い続けると慢性化し、数か月以上長引くことがあります。早期に適切な治療を行うことで回復が早まります。

Q2. テニスをしていなくてもテニス肘になりますか?

はい。テニス経験がなくても、パソコン作業、家事、工具の使用、重い物を持つ作業などで発症します。日常生活の繰り返し動作が原因になることが多い疾患です。

Q3. どのくらいで治りますか?

症状の程度によりますが、軽症であれば数週間〜2か月程度で改善することが多いです。慢性化している場合は3〜6か月以上かかることもあります。無理をせず、段階的に負荷を戻すことが重要です。

Q4. 注射は効果がありますか?

炎症が強い時期には局所注射が有効な場合があります。ただし、繰り返し頻回に行うものではなく、症状や腱の状態を評価したうえで適切に判断します。

Q5. サポーターは必要ですか?

エルボーバンド(肘バンド)は、腱の付着部にかかる負担を軽減する効果があります。仕事やスポーツを完全に休めない場合には有効です。ただし、根本治療はストレッチや負荷調整が中心となります。

Q6. 手術が必要になることはありますか?

ほとんどの方は保存治療で改善します。半年以上改善しない重症例では手術を検討することもありますが、頻度は高くありません。複数回の注射は手術に移行してしまうリスク因子になります。

Q7. 仕事やスポーツは続けても大丈夫ですか?

痛みが強い時期は負荷を減らすことが大切です。完全安静よりも「痛みが出ない範囲での活動」が基本です。スポーツ復帰は段階的に行います。

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